2012年5月2日水曜日

courierを読んで。

今回のcourierの最新号は、「あの企業で働いたら」という特集で、

・FaceBook
・サムスン電子
・アレバ
・マッキンゼー
・ゴールドマンサックス

の外資5社について書いてて非常に面白かったのでそれについて。

アレバは特殊な企業(原子力関連なので)なので特徴が異なるとして、

その他4社の感想を日本の企業の印象と比較して書きたいと思います。

まず、一番思ったのは、どこも「激務」であるということ。

FBでは競合の新サービスに対抗する新機能をエンジニアが徹夜で開発していると

書かれていたし、マッキンゼー・ゴールドマンサックスはコンサルが定額報酬であるが故に

顧客は自分たちを使い倒してくる(どんだけ依頼しても報酬が一定なので)こと

が書かれていました。

サムスン電子では

「仕事ができる人は伸ばし、できない人は抑え付ける」という

徹底した信賞必罰の状態になっているそうです。


その他にも、FBの「現状維持が唯一の敵」である話など非常に興味深いので、

興味のある人は読んでいただければいいと思うのですが、


こういう話を目の当たりにすると、日本企業の「社畜」と揶揄される人々は

果たして本当に不条理な労働環境なのかと、考えさせられます。

確かに、出勤が早かったり、帰るのが遅かったり、休日も出社したり、

それが「正しい姿」であるとは言いませんが、

世界中にある競合他社が死に物狂いで働いていたら、

それに負けないアウトプットが求められるのはやむを得ないと思うのです。

そしてそれが正規の時間内に出せない場合、
(その理由が外的要因であったとしても)

ある程度働かざるを得ないのは事実なんじゃないかなと思うんです。

世間でノマドがブームになって、メディアにも取り上げられる中、

働いてもいない大学生がこんなことを言うとふざけるなと思われるかもしれませんが、

ある程度はこの考え方は間違っていないと思うんです。

あくまでも、必要なアウトプットを出すことが目的ではありますが、

今、日本の企業に余裕のあるような企業がない現状を見るに、
(もしあればどなたかに教えていただきたいくらいですが)

こうやって周りが仕事しまくっているのに、

働きすぎだと言っていると、本当に簡単に企業の力は弱まってしまうのではないでしょうか。




僕自身は、まだ働いていないですし、

働き始めた先輩の話では、

最初の仕事は必ずしも楽しいものではないでしょうけど、

全部、自分の将来と会社の将来に繋がっていると考えて、

若いうちはきっちり求められる分だけ働くような

そういうある面で「社畜」と呼ばれても仕方がないような

そういう社会人に自分もなるだろうと思うのです。


今回のcourierはかなり面白いので、

暇な方は是非ご一読をおすすめします。

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