2012年3月26日月曜日

人事のお話。

僕の大学の方で、現在留学中の吉田さん(@show_motto)という方が
「ガラパゴス島脱出のすすめ」http://t.co/fxkRy8RU
という記事を書いてらしたので、

人事に最近興味関心のある僕としては、読まねば!と思って読んだのですが、

その感想を書きたいと思います。


記事の内容、概ね同感です。

大学のゼミも「国際人事管理」なのでこの辺のお話は

幾度となく聞いていますし、最近OBの方ともよく話すので、理解しているつもりです。



アメリカの人事の仕組みはアメリカの労働市場の高い流動性の上に成り立っていると

思いますし、同時にアメリカという国の多様な人種、その中で形成される国民性も

あの仕組みで企業がまわっている重要な要因だと思います。

なので、日本の雇用慣行・国民性も考えて、すぐにアメリカの要素を取り入れられるとも

考えにくいですが、今までどおりの人事制度で、

これからも日本企業がやっていけるとも考えにくいです。

ただ、日本企業は急激な変化を実行するような体質でもないので、ある程度今のままで

我々世代が働く時代も推移すると思っている必要があると思います。



そのことを踏まえ、少しずらした話をすると、

これからの時代、日本企業は、多くの分野で価格帯が今までよりも低い市場、

つまり新興国市場で、グローバルに競争することが当たり前になると思います。
(現に多くの分野で始まっていますが。)

その時、やはりアウトソースできるような仕事は、人件費の安い国にアウトソースするように

なる可能性は十分に考えられると思います。


自分の仕事がアウトソースされないようにするためにも、

個人が「専門性」を持っておく必要があるというのは、外資系の人の話を聞いても

実感するところです。

ブログには

「専門性を高めても10年後それがどうなるかわからない」

とありましたが、

僕の考える「専門性」は財務・ITなどある程度どこの企業でも必要とされるもので、

特に知財関連の知識などはこれからも必要とされるのではないかなと考えています。



ブログで名前の挙がった本田直之さんの著書は

僕もほとんど読んでいますが、少なくとも日本の大企業に籍を置いたままで、

あのような仕事のスタイルをとるのは難しいでしょう。

でも、起業したり、ベンチャー・外資なんかだとそれも可能なのかなあと思います。


こうやって働く前にいろんなスタイルの個人・企業の様子を見ておくことで

自分が実際働くイメージをしっかり膨らましていけるといいのではないかなあと思います。



吉田さんのブログ大変よく書かれていて毎度勉強になります。

皆様も是非。

0 件のコメント:

コメントを投稿